ホームページをリニューアルしたら、検索からの訪問が減ってしまった。そんな話を聞いたことはありませんか。原因としてよくあるのが、古いページのURLを放置してしまうことです。
なぜ古いURLが問題になるのか
リニューアルでページの構成が変わると、たとえば次のようにURLが変わることがあります。
| 古いURL | 新しいURL |
|---|---|
/company.html |
/about |
/menu/lunch.html |
/menu |
/blog/?p=123 |
/blog/opening-news |
検索結果、他のサイトからのリンク、お客様のブックマークには古いURLが残っています。転送しないと、それらのリンクからの訪問者はすべて「ページが見つかりません(404)」にたどり着き、そのまま帰ってしまいます。
301リダイレクトとは
301リダイレクトは、「このページは引っ越しました。新しい住所はこちらです」とブラウザや検索エンジンに伝える仕組みです。
- 訪問者は、自動的に新しいページへ移動します
- 検索エンジンにも「恒久的な引っ越し」として伝わり、新しいURLが評価の対象になっていきます
一時的な移動を伝える302リダイレクトもありますが、リニューアルのようにずっと変わる場合は301を使うのが基本です。
転送の設定手順
1. 古いサイトのページ一覧を作る
サイトマップ(/sitemap.xml)があればそこから、なければ実際にサイトを見て、URLを書き出します。アクセス解析やGoogleサーチコンソールで、よく見られているページを確認しておくと優先順位がつけられます。
2. 古いURLと新しいURLの対応表を作る
1ページずつ、「このページはどこへ移すか」を決めます。ぴったり同じページがない場合は、内容がいちばん近いページを選びます。何でもトップページに転送するのは、訪問者が迷うのでおすすめしません。
3. 転送を設定する
対応表をもとに、サーバーやホームページのサービスで転送を設定します。表計算ソフトで作った対応表を、そのまま取り込めるサービスもあります。
4. 切り替え後に確認する
古いURLにアクセスして、正しいページに移動するかを確かめます。Googleサーチコンソールの「ページ」レポートで、見つからないページが増えていないかも定期的に見ておきましょう。
よくある失敗
- 転送先のページがまた転送している:転送が何段も続くと、表示が遅くなります。直接の行き先を指定しましょう
- 転送がぐるぐる回る:AからB、BからAのような設定は、ページが表示されなくなります
- ドメインを変えたのに、古いドメインを解約してしまう:古いドメインがなくなると転送もできなくなります。しばらくは古いドメインも維持しましょう
ドメインを変える場合
会社名の変更などでドメインそのものを変える場合は、古いドメインのすべてのページを新しいドメインへ転送します。あわせて、Googleサーチコンソールのアドレス変更ツールで、ドメインの変更をGoogleに伝えておくと安心です。
まとめ
- リニューアルでURLが変わるページは、古いURLから新しいURLへ301リダイレクトする
- 対応表は「内容がいちばん近いページ」へ。何でもトップへ送らない
- 転送の連鎖やループに注意し、切り替え後に確認する
私たちのサービスでは、古いURLの転送ルールを管理画面で設定でき、表計算ソフトからの一括取り込みにも対応しています。乗り換え全体の流れは「ホームページの乗り換え手順|ドメインとメールを止めない方法」もご覧ください。